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最近、映画を見る時間はないのですが、本を読む時間はあるので1日5〜6冊ペースで読んでいます。

そんな中から、「あの歌がきこえる」(重松清/著 )を。

友だちになった瞬間にも、旅立ちの日にも――あのメロディーは、俺たちの胸に響いてた。文庫でしか読めない自伝的青春小説。

意地っ張りだけどマジメなシュウ、お調子者で優しいヤスオ、クールで苦労人のコウジは、中学からの友だち同士。コウジの母親が家出したときも、シュウがカノジョに振られたときも、互いの道を歩き始めた卒業の日にも、三人の胸にはいつも、同じメロディーが響いていた。サザン、RC、かぐや姫、ジョン・レノン……色あせない名曲たちに託し、カッコ悪くも懐かしい日々を描く青春小説。

出たてで駅の本屋に平積みだったのですが、この帯と裏書だけに惹かれて買いました。
文庫だとかさばらないし、安いので量を読むには単行本よりいいですね。

で、物語は70年代〜80年代に青春を送った人の胸を鷲掴みするような内容です。

あの歌とは...

いつか街で会ったなら/戦争を知らない子供たち/案山子/
好きだった人/旅人よ/風を感じて/DESTINY/いなせなロコモーション/
スターティング・オーバァー/さよなら/トランジスタ・ラジオ

全曲歌える方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

あと、「オクラホマ・ミキサー」(フォークダンスの定番)なんかも出てきます。

フォークダンスや交換日記なんてもう今の中高生にはわからないでしょうね。

各曲はこんな風に使われています。

授業をサボって屋上でラジオを聴いたことはなかったけれど、「こんな気持ち/うまく言えたことがない」というフレーズが大好きだった。

リクエスト曲を伝えると、ヤスオは「いかにもシュウらしいリクエストじゃの」と笑った。

俺らしい−−って、なんだ?

ヤスオは「ようわからんけど、そげな気がする」と言った。

こんな気持ち/うまく言えたことがない」−−俺だけじゃなくて、みんな、そうなのかもしれない。

各曲がどんな場面で使われているのかは想像するに難しくありませんが、ノスタルジーという感傷に浸れる一冊だと思います。



あの歌がきこえる
(2009/06/27)
重松 清

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